ほうれん草
◆◆◆◆◆◆霜にワクワク! 雪にドキドキ!◆◆◆◆◆◆ほうれん草が一番おいしいのが、霜が降りて、積もらない程度に雪が降る頃です。寒さが増してくると、ほうれん草は糖分を増やして身体を凍らせないようにがんばります。だから、今の時季に食べるほうれん草は甘みが増して、とても美味しいんですよ。ただ、北上市は雪が多い地域なので、この時季は毎年ドキドキしています。「雪、降りすぎるなよ!」って。雪が積もったら収穫できなくなりますから(笑) 私の家族は皆ほうれん草も大好きなので、甘みがあって美味しいほうれん草が食べられなくなるのも辛いですし(笑) 「うるおい春夏秋冬」のほうれん草は、「えぐみが少なくておいしい!」とよく言っていただきます。その理由は、何といっても「土づくり」です。「うるおい春夏秋冬」では有機肥料だけを使っているのですが、さらに窒素分を抑えてカルシウム分を増やすように配慮していて、その結果、えぐみの原因となるシユウ酸も抑えられて、えぐみが少なく、噛んでもギシギシならない、甘くて美味しいほうれん草になります。そんな「うるおい春夏秋冬」のほうれん草は、露地では雪が積もると収穫できないので、ハウス栽培に切り替えて春まで収穫はできます。ただ、それでもやっぱり一番おいしいのは、「雪、降りすぎるなよ!」とドキドキしながら収穫する露地栽培の今の時季のほうれん草です。だから、ぜひ今の時季のほうれん草は絶対食べていただきたいですね。来年(2024年)からは品種をさらに選りすぐっていこうと思っています。「日本ほうれん草」という昔ながらの品種の系統のものですが、さらに美味しいほうれん草ができると思います。お楽しみに! ◆◆◆◆シンプルレシピ◆◆◆◆ほうれん草といえば、「お浸し」ですよね。私の家族も大好きですし、何と言っても「うるおい春夏秋冬」のえぐみが少なくて美味しいほうれん草の魅力も、お浸しで食べていただくと一番わかると思います。その他にもスープに入れたり、エノキといっしょにバターで炒めたりしても美味しいですよ!